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映画ばかり見てて学生の本分を見失いつつある大学生の雑記です。サッカーも見ます。

欧州サッカー15-16シーズン、(開幕~16年3月までで)気になった選手たち。

気がついたら年度変わってました…
4月になってようやく今シーズン初の投稿ですが、中身の質と量に関しては前回までの投稿とそこまで変わっていません(笑)
年明け以降、観る試合の数が減ってきていますね…映画ばかりではなくサッカーももう少しちゃんと観なくては…


オックスフォード(ハマーズ、アンカー)
わずか16歳にしてガナーズとの開幕戦でスタメンを飾った、痩身のアンカー。体格はまだまだ高校生のそれだが、必要十分な動きはさながら歴然のベテランのよう。U-17イングランド代表てはキャプテンを務めているらしい。

フネス・モリ(トフィーズ、CB)
10月のマージーサイドダービーでチェック。ボールを持って攻め上がるのが大好きなアルゼンチン人CB。スライディングが伸びる。

ギャロウェイ(トフィーズ、左SB)
19歳の新顔だが、負傷離脱しているベインズの不在を感じさせない活躍。CBでも通用する体格を活かした落ち着いた対応とスピードが魅力。プロデビューは15歳のとき。

バークリー(トフィーズ、2列目)
もはや言わずと知れた英国の未来。大柄な体格の割に足が速く、またボールをしっかりと重心の下に置いてドリブルするのでなかなか奪われない。

デウロフェウ(トフィーズ、右ウイング)
ドリブル突破に拘って干されたというセビージャ時代が嘘のように球離れが良い。フリーになっても無闇に仕掛けることはせず、エリア内に供給するクロスは正確。あのクロスを活かすなら、彼の居場所はバルサではなくプレミアにあるはずだ。

サラー(ローマ、ウイング)
CLグループステージ第1節のバルサ戦にて。
フロレンツィのスーパーロングシュートを除けば、チーム唯一の飛び道具が彼だった。
ジョルディ・アルバが追い付けない速さ。

ヴァイグル(ドルトムント、アンカー)
トゥヘルたっての希望で2部から獲得した無名の若手が、今季の躍進の中心選手に。ガリガリの痩身だが身体の使い方は巧みで、常に身体の重心の下にボールを置くキープはなかなかボールを奪われない。常に受け手の「次」を考えて出すパスも地味ながら秀逸で、パスワークの逃げ道として出し手の「次」を考えた位置取りをする意識も高い。挑発を受けても全く熱くならないクールさも、その年齢を考えれば特筆に値。似ている選手を挙げるならば、バルサブスケツか。カードを貰う回数がやたら多い印象なので、ファールの内容ももう少し地味にしてほしいところ。

ギュンドアン(ドルトムントボランチ)
近年は負傷に悩まされて十分な活躍を見せられない時間が続いていた印象だが、今季はいよいよ完全復活、いや、より強くなって復活した。
元々トップ下だった彼の特徴は速くて正確なクサビのパスというイメージだったのだが、最近はパスのレンジがかなり広がっている印象。
オーバメヤンへのタッチダウンパスや正確無比なサイドチェンジなど、ユーヴェがピルロの後継者にリストアップとの噂も納得のクオリティーを備える。
尤も今の彼は前への意識が強すぎて、パスの受け手がボールロストしてしまうという光景が散見される。
自らの描く攻撃としてベストのタイミング、ではなく受け手にとってベストのタイミングでそのパスを活かせるようになれば、ドイツNo.1ボランチの座はたしかなものになる。

ワットモア(サンダーランド、2列目)
12歳までマンUの下部組織でプレーしていたイングランド人。1対1ではテクニックを活かした小刻みな左右の揺さぶりで相手DFを翻弄する。良くも悪くも突貫小僧な面があり、相手DFの人数も見て仕掛けるか否かを判断できるようになれば1ランク上の選手に。文武両道な選手で、大学では第1級の学位を取得した模様。

コマン(バイエルン、ウイング)
大敗したボルシアMG戦において、バイエルンの攻撃陣の中で唯一可能性を感じさせるプレーをしていたフランスの俊英。PSG、ユーヴェからのバイエルンという華やかな経歴()。対面からの1タッチ目が大きいものの、しっかり相手DFの重心の逆を突いており、2歩目の尋常ならざる加速で相手を置き去りにする。課題としては長短問わずパスが雑な点が挙げられる。縦に抜けてクロス、という場面が多かっただけに、利き足でクロスを上げられる右サイドで始めから起用されていれば、バイエルンは前半のうちに得点できたかもしれない。


ボアテング(バイエルン、CB)
右足だけでなく、左足からも精度の高いフィードを上げられるようになった。これはほぼ間違いなくペップの要求によるものだろう。

ダフード(ボルシアMGボランチ)
バイエルン戦で一際大きな輝きを見せた19歳。どうやらボルシア復活の立役者らしい。ただ走れるだけでなく、周りがよく見えていて、どこに走り込めばいいのか、どこにパスを出せばいいのかしっかり把握してプレーしている印象。プレシーズンのマンC戦で最多インターセプトを記録したという記事が見つかると思うが、それも周りが見えていればこそ。

ドラクスラー(ヴォルフス、左ウイング&トップ下)
ブンデス前半戦のドルトムント戦でチェック。デ・ブルイネの穴を埋める形で今季シャルケからやってきたテクニックの塊。左サイドで5,6人に囲まれながらそれを躱してみせたシーンがこの試合の彼のハイライト。トラップがやたらとエレガントで、ドリブルはシンプルな切り返しが非常に鋭く、そのシザーズはCR7を彷彿させるものがある。パスに関しては、大きなサイドチェンジはともかく10m前後のショートパスに関しては殆どミスをしない。足の速さは187cmという身長にしては速い部類に入るものの、トップレベルのウイングとして縦に勝負できるほどではない。この試合の後半以降のように、トップ下等中寄りのポジションでプレーした方が違いを生み出せるだろう。また、トップ下でプレーしている時は、セカンドトップ的にガンガン前に上がるというより3列目まで降りてきてパス回しに加わることの方が多く、そういった傾向や前述の特徴を考えても、4-3-3のインサイドハーフがベストポジションなのかもしれない。

プリシッチ(ドルトムントインサイドハーフ)
名前がバルカン半島のルーツを連想させる、アメリカU-17代表の新鋭。ブンデス後半戦のヘルタ戦でチェック。途中出場ながら、パスを出した後の動きやオフ・ザ・ボールの動きの質が高く、また味方のそういった動きを見つけ出す能力にも長けている。キープ力や単独での局面打開にはかなり不安が見られるので、サイドよりは周囲とのコンビネーションに頼りやすい中央でのプレーが向いているだろう。

ディバラ(ユーヴェ、セカンドトップ)
古巣パレルモの会長ザンパリーニが「次代のメッシ」と惜しみ無い賞賛を送ったユーヴェのニュースター。細身で小柄ではあるがボディーバランスの良さが卓越しており、相手DFが1,2枚プレスをかけてきても難なく背負って次のプレーへ移ることが出来る。センターサークル辺りから展開するパスも質が高く、彷彿させるのはまさに近年のメッシ。